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2021年10月10日日曜日

Snugpak SJ6を愛用しています[レビュー]

ここ数年で、一人用テントが注目されてきているSnugpak。

日本ではビッグウィングさんが展開していますが、今回のSJ6は未展開です。

高機能ながらハイコストパフォーマンスで良い物です。



〇Snugpak(スナグパック)について


 Snugpakはイギリスのブランドで、ミリタリー系サプライヤーとしての色が強いです。イギリス軍を中心に、NATO軍に採用されています。アメリカ軍でも個人的に使用している人がいたようですが、10年近く前の情報なのでトレンドが変わっているかもしれませんね。

 暖かさを生むインシュレーションのSoftie Premierを自製したり、Paratex lightあたりもオリジナルかもしれませんね。また、イギリス工場も維持して生産しています。自国内で生産している点が、安全保障上にも有利だと考えられているようです。(モデルによっては中国生産品もあるので、イギリス生産品が欲しければ購入したい商品をよくチェックの上で購入してください。)

 日本ではテントが最も有名でここ数年、人気が上がってきているようです。少人数(ソロ)用のコンパクトなテントが注目されて、そこから広がっているっぽい。あとはミリタリー系から入った人はSleekaをはじめとしたウェア。本国ではバッグ類からポンチョなども生産しています。


〇Snugpak SJシリーズの良さ


 かなり前からNATO軍などで使用されているのは、Sleekaというモデルです。オランダ軍採用品の放出品は、以下のようにソフティジャケットとして販売されていたりします。


これは高性能なのですが、さすがに設計が古い。SJシリーズは2015年頃にデビューした新世代のモデルとなります。

 単純なボックスシルエットであったSleekaから、ボディラインに沿ったデザインとして動きやすいようにステッチが入っています。また、外側が摩耗に強いParatex microにグレードアップされています。

 さらに、SJ3(快適温度0℃迄)、SJ6(~-5℃)、SJ9(~-10℃)、SJ12イエティ(~15℃)と寒さのグレードに応じてシリーズ展開されています。ちなみにSleekaの快適温度は-5℃迄。

 雨は弾くが湿気は逃がす透湿性能は昨今のハイテクウェアでは当たり前。ダウンではない化学繊維のインシュレーションなので丸洗いすることもできます。新種レーションはソフティとソフティプレミアと2種類あってプレミアが上位にあたります。SJシリーズはプレミアが充填されています。


〇Snugpak SJ6のレビュー


Snugpak(スナグパック) SJ6のレビュー

Snugpak(スナグパック) SJ6のレビュー
 ミリタリーブラックを購入しました。ミリタリー使用を想定しているのか、ロゴもロービジビリティ仕様です。途中で仕様変更があったのか、前身頃、後ろ見頃にV字型のステッチが入っていない物の画像が出回っていますが、最新版はステッチありです。無しの方が格好良い感じがしますが、動きやすさは向上しています。

 Paratex Microの表面は遠目にはペタッとしたナイロン系の見た目ですが、近づくと1枚目の写真のような細かな模様が見えます。これが透湿性や耐摩耗性、防水性能を高めるポイントなのでしょう。肌触りはサラッと滑りが良く乾いた感触です。

 内側はParatex Lightで、ツルっと若干モッチリした肌ざわりです。内側にこれを選択するのは、着心地の面ではLightの方が有利との考えによるものでしょう。

 私はユニクロではL~XLでXL寄りの体型です。ワーカーズなら16.5のシャツがタイトで17.5がゆとりがあります。他のブランドでも、日本企画の物ならXLを選択することがほとんどです。細身のデザインのブランドはXLではダメなガッチリ体型です。
 で、SJ6はLを選択してみました。シャツの上から着るとかなり余裕があり、フリースジャケットや、厚手のスウェットを着た上に羽織ることを想定しました。Mでも十分な大きさですね。

 暖かさは流石の一言。特に防風性能が高く、一般に強い風が吹くと表面の熱が奪われて冷えてくることがあると思うのですが、そこの防御力が高いですね。風の強い地域なので助かります。
 ちょっと余裕を持たせたサイズ選びをし過ぎて、動くと内側に冷たい空気が入ってしまって、防寒性能が下がってしまっています。インナーを選択して温度調整をする作戦だったのですが…難しいところですね。



〇SJシリーズは何を選ぶべき?


 SJ3~SJ12とい色々と展開されています。お勧めの選び方をまとめておきます。

 日本の気候ならば、秋口から春まで、登山をする人なら標高が高い所で夏場でも活躍するはずのSJ3が使い勝手が広いでしょう。用途は後から考えるとして、SnugpakのSJシリーズを買ってみたい! 他に防寒具はあまり持っていない!というならSJ3でしょうね。工夫すれば、真冬の東京・大阪・名古屋ぐらいなら対応できてしまいます。

 SJ6は真冬の東京・大阪・名古屋ぐらいの気候で快適です。真冬の夜でも、これを着てコンビニまで歩けば温まってきます。ただ、真冬の暖房を入れない室内で、これだけでジッとしていると寒いかなぁ…(足元の防寒グッズがないので)
 私はインナーで調整できるようなサイズ感としましたが、タイトめのサイズを選んで、空気が逃げないようにするのが本来の使用方法だと思います。

 SJ9があれば、四国・九州と本州の大部分では十分すぎる装備だと思います。SJ9から上はフードが出しっぱなしになるので、ここが邪魔に思う人はSJ6までで選びましょう。SJ12は北海道ぐらいの人か、絶対に寒いの嫌マンが選ぶアイテムかと。ちょっと欲しいけど。

 以上から、東京・大阪・名古屋を想定すると、1枚だけならSJ6、2枚体勢ならSJ3とSJ9で、どちらかをきるタイプか、SJ3とSJ6で重ね着をするか?という選択が妥当かな?と思います。



〇SJ6レビューの最後に


 Snugpak SJ6は、ハイテクウェアの『有り余るスペック』まではいかず、SJ3ほどの気軽さもなく、ちょっと中途半端に見られがちかな?と思っています。日本では取扱も少ないんですよね。ただ、厚さと暖かさのバランスが良く、かなり便利な選択だと思います。SJ3は日本の気候と合い過ぎているので、これが便利なのは別格ですが…。

 私はお勧めしますよ。